副鼻腔炎の治療について
やじま耳鼻咽喉科について
副鼻腔炎の治療は鼻汁の状態によって、2つに分けられます。黄色や緑の鼻汁が多い時①と、
薄く色はついているけれどひどくない状態②(色や量はひどくないけれどだらだらと濁った鼻汁が続いている状態)です。
②の時はマクロライド系の薬(薬の名前はクラリスやクラリシッドなど)を長期に内服します。①の時は急性咽喉頭炎や急性扁桃炎の時に使うペニシリン系やセフェム系の薬を使います。
マクロライドの薬を飲んでいても、色のついた鼻汁が増えた場合は、ペニシリン系などの薬にいったん変更し、膿性鼻汁を減らした状態にしてから、マクロライドに戻すという治療が必要になります。副鼻腔炎だからと言って、マクロライドだけを続けていればいいというものではありません。 鼻汁の状態によって薬の使い分けが必要です。