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やじま耳鼻咽喉科

院長ブログ

セカンドオピニオンとは

その他 

セカンドオピニオンとは、今通院している病気の診断や治療が最善の方法かを判断するために別の医師に意見を聞くことを言います。

セカンドオピニオンを受けるためには、今通院している病院の医師に今している治療が最善の方法なのかや他の治療の選択肢がないかをしっかり確認してもらうことが重要です(ファーストオピニオンを聞く)。そのうえでセカンドオピニオンとして何を聞こうかをまとめた上で受診する必要があります。ファーストオピニオンをしっかり聞いていないと、同じ治療法を言われただけだったり、聞いたこともない治療法を言われ、混乱するだけになってしまいます。治したいという気持ちだけでセカンドオピニオンを受けると、行けば自分の納得する治療法が説明してもらえるはずだと思ってしまい、結果的に何のために行ったのかわからなくなってしまいます。(治したいという気持ちはとても大事で、こちらもそれにこたえようと努力をしますが、出来ることでいいので準備をして下さい。)

もう一つ大事なことは検査結果や所見、使っていた薬の経過などがないと一般的な話ししかできないことがあります。また、病気によっては簡単にどの治療法がいいかなど判断しにくいことがあります。耳鼻科では、鼓膜に穴が開いている慢性中耳炎という病気があります。これは細かい経過などがなくても、受診した時の診察や検査である程度治療方針を提示できます。一方、小さい子がよくなる鼓膜の奥に液体がたまる滲出性中耳炎という病気があります。これは良くなったり、悪くなったりを繰り返すため、数回診察をしただけでは、的確な意見を言えない場合があります。的確な意見を言うために前医と同じくらいの長い期間通院しないといけなくなり、結果的に子供にとって転院がマイナスになる可能性もあります。

セカンドオピニオンガイド、国立がんセンターのホームページを参考にさせて頂きました。

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